進むべき道の選択
The road not taken(選ばれざる道)
- 黄色い森の中で、道が二つに分かれていた
- 残念ながら、両方の道を進むことはできない
- ひとりで旅する私はしばらく立ちどまり、
- 片方の道をできるだけ奥まで見ると、
- その道は、先で折れて草むらの中に消えていた
- 次に、もう一方の道に目をやった
- こちらも劣らず美しいし、
- むしろ良さそうに見えたのは、
- 草が生い茂っていて踏み荒らされていなかったからだ
- もっとも、それを言うなら、その道を通る事によって
- 実際にはどちらもほとんど同じように踏み均されてしまうのだが。
- あの日、どちらの道も同じように、
- まだ踏まれずに黒ずんでいない落ち葉に埋もれていた
- あぁ、私は最初の道を、別の日のために取っておくことにした!
- しかし、道が先へ先へと続いていることは分かっていたから、
- この場所に戻ってくるかどうかは、疑わしかった
- この先、私はため息まじりに語り続けるつもりだ。
- 今から何年、何十年先になっても言い続けるつもりだ。
- ずっと昔、森の中で道が二手に分かれており、私はーーー
- 私は、踏みならされていない道を選んだ
- そしてそれが、決定的な違いを生んだ。
個人的に、ぐっとくる詩で、自身の人生に落とし込んでいます。
後にも先にも、決して誰のせいにできない自身の選択は
難しかったけど、それを選んでよかった、と。
そう言える考動を、これからもとるのだと。
進みたいのか。進むべきなのか。
...ですね(^_-)-☆
この詩は、1916年にMountain Intervalに収録された物語詩の作品である。 フロストは1912年から15年の間を英国で過ごし、そこで同じく詩人であるEdward Thomasと親しくなる。フロストは1915年にニューハンプシャーに戻った後、この詩の初稿を彼に送った。 この詩を彼は個人的に深く受け止め、そして第一次世界大戦に従軍するという決断に大きな影響を与えた。その後、Thomasは2年後にアレスの戦いで戦死している。