ボディメイクのメリットとはⅡ
さてさて、前回の後編になります。ボディメイクのメリットとは...。
アフターバーン効果による脂肪燃焼 筋トレは(筋肉の起始と停止を)疲労しきるまで動かし、追い込むことが重要になります。
これは前回の記事のような、脳に対するアプローチのほかにも、「アフターバーン効果」を狙っているという側面もあります。アフターバーンとは過度の疲労状態まで体を追い込むことで、トレーニングの後も回復のために身体が通常よりエネルギーを必要とする状態のことです。
この時回復に充てられるエネルギーの主な拠出源は体脂肪になるので、通常よりも脂肪が燃えやすくなるといえます。しかもこのアフターバーン効果はトレーニング後24時間から72時間くらいの間継続するといわれています。
これほど長時間脂肪燃焼効率が上がっていると、ハードなトレーニング1回で長時間有酸素運動をした時と同等、あるいはそれ以上の脂肪の減少が期待できます。
唯一、問題(?)なのはアフターバーンが得られるトレーニングは相当ハードなものでなければならないということ。個人で筋トレをしていてもなかなか追い込み切れず、アフターバーンに至らないということもよくあるのです。
よくクライアント様にも「一人じゃここまで追い込めない!!」と褒めて(??)をいただきますが、まさにこの点がパーソナルトレーニングのメリットの一つなのです。
有酸素運動は確かに脂肪燃焼効率は良いのですが、ボディメイクという点においては筋トレの方が都合がいいといえるかと思います。もちろん有酸素運動をしてはいけないというわけではありません。
積極的に取り組むことでより効果的な脂肪燃焼を促すことが出来るかと思います。
ただし長時間の過度な有酸素運動は筋トレによるホルモンの効果を打ち消したり、筋肉の減少につながるリスクもあったりするので、目標に応じて適切に取り入れていくとよいでしょう。