体幹トレーニングはなぜ必要なのか?
筋力トレーニングに取り組む前に大切な「体幹」のお話です。
身体の胴体を意味する「体幹」にあるインナーマッスル(深層筋)を鍛える運動を
「体幹トレーニング」と呼びます。
胴体の深いところにある筋肉を鍛えることで姿勢の安定を図り
さらに動作をスムーズにする効果
さらには内臓の働きなどにもよい影響を与えると考えられているためです。
体幹トレーニングは器具を使わず、自重トレーニングなどでも行うことができます。
ですが、手助けしてくれるアイテムがあれば
より効率よく体幹のインナーマッスルを鍛えられる場合もあります。
体幹トレーニングとは、胴体(=体幹)の筋肉を強化するトレーニングのこと。
一般的には、体の深い場所にある深層筋(=インナーマッスル)
と呼ばれる筋肉を鍛える意味で使われています。
なお、体幹にあるインナーマッスルは、
肺の下部にある「横隔膜(名称に『膜』とありますが、
人体最大の吸気筋で胸郭の下部にあるドーム状の筋肉)」
おなかをへこませるときに使う「腹横筋」
背骨の動きを安定させる「多裂筋」
そして骨盤の底にあり体を支える「骨盤底筋」の四つでこれらを
『インナーユニット』と呼んだりします。
体幹にある四つのインナーマッスルを鍛えることで得られるとされる効果には
次のようなことが期待できます。
- 1.正しい姿勢を保てる
- 2.身体がスムーズに動かせる
- 3.体型維持がしやすくなる
- 4.腰痛の改善
- 5.内臓の働きの改善
身体の深いところにある四つの深層筋は、人の姿勢を維持や動作に深く関わっているばかりか、
内臓機能の維持にも関わっているというわけです。
逆説的に言うなら
インナーマッスルの筋力が足りない場合姿勢が悪くなって下腹が出やすくなったり
腰痛が発生して身体の動きがぎこちなくなる事態も考えられます。
インナーマッスルを鍛えることが
健康にとって重要な役割を担っていることが理解できるはずです。