チョコを食べるメリットは?
チョコレートの歴史は南米で最初にカカオの栽培を始めたマヤ人に始まります。
マヤ人にとってチョコレートとは、お湯で割ったカカオ飲料であり、
シナモンや胡椒で味付けされ、神聖なものとして見なされていました。
◆チョコレートを食べる3つのメリット
チョコレートを食べる3つのメリットは以下の通りです。
①脳を健全に保つ
②血圧を下げる
③性的機能の向上
◆メリット①脳を健全に保つ
ココアの摂取は、脳血流の増加と関連しています。
・脳の視覚野、体性感覚野、運動野、前頭前野のグルコース取り込みが増加
・血管拡張による脳血流の増加
・神経細胞に酸素とグルコースを供給し海馬の血管形成を促進
・アルツハイマー病やパーキンソン病などの改善に貢献する可能性がある
◆メリット②血圧を下げる
フラボノイドは、血管を拡張させ、血液の流れを改善する効果があります。
実際に、ダークチョコレートを摂取すると、動脈硬化スコア指数の改善効果が得られます。
また、血栓予防にも貢献します。
◆メリット③性的機能の向上
チョコレートは媚薬として作用し、人間のセクシュアリティにも効果を発揮します。
アナンダミドは、チョコレートの他の成分(カフェインやテオブロミンなど)と連動して、
一過性の幸福感をもたします。
また、悪性腫瘍患者の性的能力を向上させることがわかっています。
チョコレート摂取はセロトニン伝達を強化すると考えられています。
セロトニンは女性生殖器のいくつかの領域で発見されており、
血管収縮と血管拡張に作用しています。
◆健康効果が期待できるチョコレートの種類は?
ずばり、ダークチョコレートです。
ダークチョコレートは、通常のチョコレートやミルクチョコレートと比較して、
高濃度のカカオと人間の健康に対する有益な効果があります。
したがって、ミルクチョコレートや他の種類のチョコレートとは異なり、砂糖の含有量が少ない
ダークチョコレートだけが、健康増進効果に関連するのです。
◆チョコレートの栄養成分まとめ
チョコレートの基本原料であるココアには、以下の栄養成分が含まれています。
・多量の植物性脂質(ココバターとして40〜50%、オレイン酸約33%、
パルミチン酸約25%、ステアリン酸約33%)。
・ポリフェノール(フェノール性抗酸化物質)。
・カテキン(37%)
・アントシアニジン(4%)
・プロアントアントシアニジン(58%)
・タンパク質
・メチルキサンチン(テオブロミンとカフェイン)
・カリウム、リン、銅、鉄、亜鉛、マグネシウムなどのミネラル
現代では、チョコレートは一般的なスィーツとして存在します。
また様々なカタチで加工もされており、手ごろに食べることができます。
同時に高カロリーな食品でもあるため、適度な量で楽しむことが大切です。
バランスのとれた食事と適度な運動を心掛けることも健康にとって重要です。