カロリーについて知ろう
肥満の直接的な原因は、運動不足ではなく「カロリー過多」にあります。
つまり、ダイエットに関しては「食べた分、激しい運動をすればいい」
という考えは少し違います。となると、「ダイエットは大変」って、なってしまうっ💦
しかし、「カロリー密度」という概念を知っておけばそのハードルもグンと下げられます。
今回は少し長くなりますが。なるべくストレスをかけることなく健康的にダイエットを
成功させていくためのプチ知識。お伝えします。
◆カロリー密度を知ろう◆
カロリー密度とは「食品に含まれるエネルギー量をその重量または体積で割った値」のこと。
つまり、カロリー密度が低い食品は、満腹になるまで食べてもカロリー過多にはならず、太りません。
逆に、カロリー密度が高い食品だと、たとえ腹八分目で食べたとしてもすぐカロリー過多になり、
カラダに蓄積されるのです。
この考えで食生活を送るのが、激しい運動をせずともダイエットを成功させることが可能です。
やはり、肥満を改善するには運動よりも食事の改善の方が望ましいのです。
◆カロリー神話のジレンマ◆
本来、カロリー神話の考え方では
「摂取カロリー < 消費カロリー = 痩せる」
と考えられてきました。
しかし現実はそう単純なものではありません。
「食事制限をして食べる量を減らせば、そのぶん消費カロリーも減って痩せにくくなってしまう」
というジレンマが存在します。
そのジレンマを解消するのが「カロリー密度」に焦点を当てた考え方です。
◆お腹いっぱい食べても痩せる原理◆
例えば、カルビーポテトチップス(うすしお味)はカロリー密度が高く、たった一袋(60g)で336kcal。
その反面でりんごはカロリー密度が低い。1個(270g)食べても150kcal程度にしかなりません。
個人差ありますが、1個でも食べるとお腹いっぱいになりませんか。
つまり、同じ「満腹」でもりんごの方がカロリーが低い。
「甘いもの」「脂っぽいもの」が食べたい。という自分に対し、
「お菓子は我慢」と言い聞かせるのと…。
お菓子の代わりに「果物を食べよう」と話しかける。
どちらが現実的に有効と言えるでしょうか?
「お菓子は我慢」となったらきっと、
我慢できずにこっそり感覚でお菓子を食べてしまい、そんな自分に対して、
「なんて私は意志が弱いの、、、」
と自己嫌悪してしまいます。
健康になるために取り組んでいるはずなの「ダイエット」。なのに精神的な健康も害してしまう。
それでは本末転倒です。
りんごで太ろうとすると、1回の食事あたりでフードファイター並みに食べないとまず無理。
他の果物についても同様のことが言えます。
ダイエットに強い意志なんて必要ありません。
なぜなら、食事は死ぬまで続ける行為であり。
もっと言うなら『楽しみ』でもあるからです。
必要なのは食に対する『知識』であったり『考え方』なのです。