なぜ、多くの人はダイエットに成功できないのか?
〜成功者と挫折者の分かれ道〜
「今度こそ痩せる!」
「〇kg減らすまで、絶対にあきらめない!」
多くの人がこう誓ってダイエットを始めます。でも、その決意とは裏腹に、数週間後には元通りの生活に戻っている…そんな経験、あなたにもあるのではないでしょうか?
なぜ、人は何度もダイエットに挑みながら、失敗してしまうのか?
今回は、挫折を繰り返す原因と、そこから抜け出すための「思考と行動のポイント」を解説していきます。
① ゴール設定が「曖昧すぎる」
「痩せたい」は目標ではありません。それは“願望”です。
成功する人の多くは、「〇月〇日までに〇kg減らす。そのために週〇回運動し、毎日の摂取カロリーを〇kcal以下にする」といった【具体的な目標】を持っています。
反対に、失敗する人は「まぁ、ちょっとずつやってみる」からスタートしがちです。これでは、成果が出る前に心が折れやすい。
② 「やる気」に頼りすぎている
モチベーションは波があります。毎日100%の気持ちで過ごせる人なんていません。
成功者は「やる気がなくても続けられる環境」を先に作ります。
たとえば:
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冷蔵庫に余計なものを入れない
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毎朝体重を記録する
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トレーニングを友人と一緒にする
感情ではなく「仕組み」で継続する。これがカギです。
③ 「制限=我慢」と捉えてしまう
「パンもスイーツも禁止!」
「夜は何も食べちゃダメ!」
こうした極端な制限は、心を消耗させます。短期的には体重が落ちても、反動でリバウンドすることが多い。
ダイエットは“我慢大会”ではありません。むしろ、「いかにストレスを減らしながら続けられるか」が勝負。
ポイントは「減らす」ではなく「置き換える」。
甘いものをどうしても食べたいなら、カカオ多めのチョコやギルトフリースイーツにする、などが有効です。
④ 短期間で結果を出そうとする
人は“楽して結果が出る道”を探したくなります。でも、体ってそんなに甘くない。
1ヶ月で5kg落とすようなダイエットは、筋肉まで失ってしまい、代謝が落ちて結局太りやすい体になります。
大切なのは、“未来の自分”に投資するイメージで、半年〜1年スパンでの習慣作り。
コツコツ型の人のほうが、結果的に綺麗に痩せ、しかもリバウンドしにくいのです。
⑤ 「数字」だけを追いすぎている
体重計の数字に一喜一憂していませんか?
水分量やホルモンバランスの影響で、1〜2kgは簡単に上下します。体重だけを指標にすると、ちょっと増えただけで「もうダメだ…」と落ち込みがち。
それよりも、
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ウエストが緩くなった
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肌の調子がいい
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階段を登るのが楽になった
こうした“生活の中の変化”に気づける人が、じわじわと結果を出していきます。
⑥ 自分を追い込みすぎる
「今日はジムに行けなかった、自分はダメだ」
「また甘いもの食べた、もう終わりだ」
この“オール・オア・ナッシング思考”は、自己否定につながりやすく、ダイエットの敵です。
100点を目指すのではなく、60点を積み重ねる意識が大切。
「昨日は崩れたけど、今日は戻そう」
そんな風に柔軟に軌道修正できる人が、最終的にゴールへたどり着きます。
⑦ 「自分だけが特別に痩せにくい」と思っている
「年齢的にもう無理かも」
「私は代謝が悪い体質だから…」
たしかに年齢や体質の影響はあります。でも、痩せられない“本当の理由”は、行動と習慣にあります。
成功者は“自分を諦めない力”を持っています。
どんな状況でも「できることからやってみる」。それが、変化への第一歩です。
まとめ:痩せられないのは、あなたのせいじゃない
多くの人がダイエットに失敗するのは、意志が弱いからではありません。
「正しい知識」と「続けやすい環境」、そして「無理のない目標設定」がないからです。
自分を責めるのは、もう終わりにしましょう。
“ちゃんと結果が出るダイエット”は、じつはとてもシンプルです。
一歩ずつ、でも確実に変わっていく道を、これから一緒に作っていきましょう。
次回は、「具体的にどんな食事・運動がいいのか?」を分かりやすくシェアしていきますね。